天文学などの写真資料をソースとし、現実と架空の狭間のような不思議な錯覚を与える作品を制作しているキャロリーン・コーバッソンと無数の小さな点と線が織り成す幾何学模様を描き、宇宙のような空間の広がりを表現するマリー・ルプティ。
パリで活動している2名のフランス人アーティストの作品を展示します。

 

THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2014

ULTRA category 2nd Term – 2014年10月31日(金)〜11月3日(月・休)

No.02 CROSSART/Yoko Ichishima

開場時間:11:00~20:00

会場: スパイラルガーデン (スパイラル1F)

〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23

http://systemultra.com

 

CAROLINE CORBASSON

天文学や気象学など、自然科学に関する写真資料をソースとし、ドローイング・ビデオ・彫刻と多岐にわたるメディアで作品を制作しています。緻密なリサーチを経た作品は、シンプルな表現の中に詩的な奥行きがあります。鑑賞者に現実と架空の狭間のような錯覚を与え、ミクロからマクロ、可視から不可視の世界へと誘います。

パリ国立高等美術学校に在籍中の2010 年より、グループ展や個展に多数参加。パリ、ロンドン、ニューヨークのアートフェアにも出展している他、BALTIC Centre for Contemporary Art (イギリス) の«They Used To Call It The Moon»展にも参加するなど、国際的に活動しています。
2013 年にファインアート修士課程を修了。審査員特別賞を受賞し、今年10 月末から開催される学長ニコラ・ブリオー氏企画による展覧会にも参加します。

1989年 フランス生まれ

http://carolinecorbasson.com

MARIE LEPETIT

大きさの異なる三角定規を使い、点を中心に放射状に引かれた線。線が交差する点に描かれる小さな点。機械的な反復作業の繰り返しで、星空のような幾何学模様が浮かび上がります。点は小さな穴に代わり、作品に光を与え、凹凸のある紙の表面にはアクリル絵の具やインク、パステル、木炭が重ねられ、独特の質感をもたらします。
無数の点と線、光、色彩で構成された作品は、宇宙、地表、地図など、様々な解釈を促しながら、深い静けさと無限の広がりを表現しています。

シテ科学産業博物館にウォールペインティングが所蔵されている他、ピカデリーFRAC 現代アート地域基金機構にも作品が収められています。個人コレクション向けのウォールペインティングも数多く手掛けています。

1959年 フランス生まれ

http://marielepetit.fr